勤務先では月替わりでパワープッシュ的な音楽がかかっている。
中古CDも扱っているので、90年代から00年代ぐらいのJポップが多くって
特にその時期、私は全くJポップ・歌謡曲を聴かなかった(今でも特に進んで聴かないけど)ので「何となく聴いた事があって知ってる・・・」曲を穴埋め出来る良い機会である。
「ジャニーズの曲ってサビでまるで違う曲ぐらいに派手に転調するよな」とか「〇〇の曲、サビの最後だけ何度も練り直して結局これでいいやみたいに決着したんだろうな」とか勝手な楽曲分析をしたりしながら仕事をしている。
とは言え、1か月ほど1時間に1回ぐらいの割合でずっとそれがかかっているので、ただでさえコッテリしているJポップを何度も聴いているとウンザリしてくる。そして家に帰ってからもふと気づいた時に脳内でそれらの曲が流れ始めたりして、キャッチーさって何なんだろうなって思ったりする。
今は昔と違っていて、街中どこもかしこも同じ流行歌が流れているという事は無い。テレビも殆ど見なかった90年代、00年代のJポップを何となく知っているのは街中でよく聴いていたというのが大きい。
そういえばその当時も何度も耳にするJポップにウンザリしていたっけ。
覚えやすいメロディの曲を何度も何度も聴かされたら人はその曲をいつの間にか刷り込まれてしまってそれを好きな曲と錯覚してしまうよなって、当時も思っていた。
それが巨大なCDセールスマーケティングの一環でもあったんだろうけど。
身の回りの事を振り返ると、自分の意志とは関係無く何度も何度も反復して目にさせられているうちに何となく良いように思ってしまっていること、沢山あるなあって。
それが全て悪いわけではないけれどサブリミナルって怖いなという回でした。
(サビの最後を結局これでいいやって決着つけてみました)