ウグイスがいよいよ本格的に鳴きはじめた。
我が家の近くには沢山、ちょっとした森といえるぐらいの樹々が生い茂っているので毎年ウグイスが来る。そして段々と歌が上手くなりながら、まあまあ暑くなる頃、7月ぐらいまで延々とさえずっている。
先日、プレクトラムのタカタタイスケ氏から本文無しのSNSのDMが突然来て、もう何年も連絡をとっていないからこれはレイバン的なSNSのっとりスパムだろうと思って数日放置してしまっていたんだけど、特にそういった発言も無かったので勇気を出してあけてみたら大学のサークルの子たちと同窓会?を東京でしたという写真を送ってくれていた。
写真にはジェニーの初期メンバーのドウメン氏も写っていた。
本文は写真のみのDMの後に送られていた。申し訳なかった。。。
タカタ氏は何度か書いているけれど大学の軽音楽サークルの先輩で、私は彼がいたのでそのサークルに入り、そしてそのサークルでジェニーを結成したので、彼と出会わなければそもそもジェニーもやっていなかったし全く違う人生を歩んでいたかもしれない。
プレクトラムは当時スターサインという名前を名乗っており、心斎橋2丁目劇場という吉本がやっている劇場で音楽ライブもやっていてそこに出演していた。
他のライブハウスでもライブをやっていて、ライブを見に行くと帰り道に若い女の子のファン達がぞろぞろと駅まで一緒について歩いて一緒に帰る、みたいなバンドらしい人気のあるバンドだった。
そういう人気は置いといても、タカタ氏の作曲の才能はやっぱり群を抜いていて、初めて身近で見る「ミュージシャン」だったし、ジェニーはスターサインをお手本にしながらバンドのアレンジやライブハウスへの出演の仕方やライブのやり方なんかを学んでいった。(彼らほどの人気は出なかったけど。。)
イギリスやアメリカのインディ音楽というものがある事を教わった。ティーンエイジファンクラブもBMXバンディッツもパステルズも全部彼らから教わった
そんな自分にとっては恩師ともいえるような存在なのだけれど、本当にすごいのは例えば自分なんかよりも音楽業界その他の知り合いや友達が何十倍も居るだろうに、未だに大学時代のサークルの後輩と連絡をちゃんととっている、そういうところだと思う。(しかも写ってる半分ぐらいは自分の知らない後輩だった。私は自分の興味の無い人は顔も認識出来ないような人なのだ。。)
そして何年も連絡をとってないのにちゃんと自分の事を思い出してくれて写真を送ってくれたりする、そういうところ。
持って生まれた人気者気質というか、誰もが彼の事を大好きだと思う。私も大好きです。
何度か人生のフェイズが変わって出会う人も毎日顔を合わせる人もたまに会うひとも変わってゆくにつれて、どんどんと人との出会い別れの重みが薄れていってしまっている自分を時々、なんて薄情な人間なんだろうと思う。
元々、何も用事が無いと誰とも連絡をとらないタイプなので「元気?」とかいきなり誰かから連絡が来ると真っ先に警戒をしてしまう。
ああいう人になりたいと薄っすらとずっと思って生きていたけど、今更性格は変えられないし無理をしたら必ずどこかで綻びが出てくる(何度もいうけどアルバムの宣伝とかレコ発の心配とか、もうやりたくない)ので、もう無理はしないと心に決めている。
こんな自分の事を時々思い出してくれる人がいるっていうだけでも嬉しい。
私は人と積極的に連絡をとったり会おうとしたりはしないけれど、意外と色んな人の事を時折思い出したり元気かな?って気にかけたりはしています。
あなたは今どうしていますか?