先週の話しですが、須磨が舞台の映画を観てきました。
映画館で映画を観るなんて久しぶり過ぎ。
多分、波田野さんのTRAIL以来、映画館には足を運んでいなかったんじゃ無いだろうか。(綺麗な良い映画でしたよね。機会があればもう一度観たいけど機会は訪れるのだろうか。。)
「アキレスは亀」
画像は公式サイトより
須磨浦山上遊園が主な舞台なんだけど、冒頭からいきなり須磨寺で、そこから亀泥棒を追いかけてJRに乗り山陽電車に乗り垂水から須磨浦山上遊園へ。
そこからロープウェイに乗りカーレーターに乗りリフトに乗り山頂へ。
わざとチープな作りのSFっぽい設定が持ち味らしい監督さんの映画なので気楽にみる感じ。
ストーリーもあるようで無いような、長い須磨浦山上遊園のプロモーションビデオを見たような気持ちになった。
まぁ内容関わらず、普段自分が毎日毎日歩いている風景を舞台に不思議な物語が繰り広げられているのが見られて楽しめた。
あれから散歩で見る風景が少し変わって見えてきたような、そうでも無いような。でも毎日この映画の事を思い出している。
自分の好みでいうと、もう少しストーリー以外のエピソードやディテールを増やして没入感があったら滅茶苦茶ハマったかもしれない。(そうしてしまうと監督さんの持ち味と矛盾してしまうので難しい)
実は、この映画のロケであろうロケ隊を、何度か犬の散歩中に見かけていて、出来上がったら観にいこうかなとずっと決めていて、
そうそう気軽に出かけられないので丁度タイミングが会ってラッキーだった。
この日は毎月恒例のヘアサロンに行ってきたんだけど、お昼にユーハイムでちょっと良いパフェ食べて、ヘアサロンの後に少し雑貨とかのお店を見て、ガストでハンバーグ食べて、映画みて。
休日のお手本みたいな過ごし方をすることができて、ああこういう人生ってあったっけ、って久しぶりに思い出した。
今は犬の散歩の合間の細切れの時間に追われている毎日だけれど、それはそれですごく幸せ。
いつまでも犬の散歩が出来る訳じゃないから。。
久々のライブがあるので最近は毎日ギターの練習をしたり曲を作ったりしている。
毎回、これが最後のライブじゃないかという気持ちで準備をしています。
せっかくなので沢山新曲をやりたくって、今まで作りかけていたり断片だったりするものをひたすら纏めて曲にして、それを練習して。
中々きっかけが無いと断片を纏めようというモチベーションが上がらなくって曲の破片が沢山あるんだけど、形にしたら思ってたよりも小粒だったり逆に大きくなったり。
曲がどこからやってくるのか、どうしてこういう曲が出来るのか。
根本的なことは実は自分にも良くわかっていない。
勿論、纏めてゆく過程である程度の意識的なトリックを入れたり、こういう形にしようと分析的な目線でエディットしたりはするんだけれど、元の素材自体はふとポロリと溢れてくるもので、それを拾い上げて磨いてゆくのが作曲という行為だと思っている。
でも、作ろうと思っていなければ勝手に溢れてこない。昔は四六時中、曲のことを考えていたので持ちきれないぐらいに断片が溢れてきたんだけれど今はそんなことは無い気がする。
ただ、長年の作曲生活の成果なのか「さあ新曲作ろうか」って思うと何かしらのものはちゃんと溢れてくれる。
これが振っても叩いても何も出て来なくなったらもう泉は尽きたって事なのかなという気持ちはどこかにある。
そういえば、バンドキャンプ、思っていたよりも視聴していただいて購入もして頂いて本当にありがとうございます。
次のライブに向けて出来ればミニアルバムみたいなものを作りたいなって思ってたけど、多分この調子だと練習と作曲でいっぱいいっぱいな気がする。
ライブに間に合わなければバンドキャンプで販売したいと思っています。